26 September, 2011

スケートボードの神様

22日の木曜日に、sidewalkの新しいビデオの試写会があり、
ロンドンの映画館に見に行きました。

このビデオの見所は次回のブログにて。

試写会の後、Free Booze!!ってなわけで、
タダ酒を飲みにパブへ直行のはずが迷う(笑)
このタダ酒、ビデオのスポンサーのnike様のお陰です・・

でも実際、パブにいたスケーターのほとんどがvansだったという・・
でもnikeはお金持ちだしね!(笑)

次の日は朝の6時に起きて、デンマークに行かないといけないのに、
まあまあ、酔っぱらいましたよ。

お陰で二日酔いで空港に向かい、飛行機の中でぐったり。
友達がビールという言葉を発するたびに
「今はその言葉を聞きたくない」
と死んだ魚の目で訴える私。

デンマークは前回と同じコペンハーゲンへ、そして同じホステルに泊まり、
volcomの大会に行ってきたのですが、
この大会はヨーロッパ各地を巡ってきて
最後のfinalの大会でした。

volcomはお金持ち(笑)なので
各地の大会で上位に入った人たちは
volcomから招待されてfinalに来ました。
つまり旅費も宿泊費もタダ! (日本でも大会の賞金としてアメリカ大会招待!ってあるね)

各地で行われた大会も、このfinalで行われた一般の部の大会も
エントリー費はタダです。
それに加えてTシャツと帽子が参加者全員に渡され、
free foodとfree drinkです。

アメリカで行われる大きな大会では普通なのかも?しれませんが
私が今まで日本で経験してきた大会は
すべてエントリー費がかかったので、
誰でも気軽に大会に出れて、隠れた才能を発見できたり、スケートがもっと楽しくなるというのはとてもいい事だなと思いました。

そんなこんなで大会の後にまたまたfree boozeがやってくるのですが
もう体がビールを受け付けません(笑)
そしてsidewalkのビデオの試写会もありました。

そしてそして
何気なくベンに友達を紹介され、
「なんか知ってる気がする」と思いながら
「nice to meet you!」と握手をしながら挨拶したら
その友達が「hi!」といいながら両頬に挨拶のキスをくれました!
 こうやって、ちんちくりんなアジア人に気さくに接してくれる人に対していつも感動するので
「わあ、ありがとう!」って言ったんだけど、
その彼の彼女もとっても気さくな人で、その彼の友達もとっても優しかった。

そしてその後少ししてから
「トムペニーにキスされたね!まるでサインのようだね!」とベンに笑顔で言われて
「えええええええ!!!!!トトトトトト、トムペニー!?」
と、冗談なしにこのリアクション
さっきの友達はトムペニーだったのね
でも気づかなくてよかったのかも
お陰で自然にふるまえた
知ってたらほっぺにキスされたときに失神してたわ

ビデオで見ていたトムペニーは
スケートしてるから横顔ばっかり記憶に残っていて
「なんか見た事あるなあ」と思ったのはベンと話してるトムの横顔を見たから。
挨拶したとき、正面からの顔をまじまじと見て
「気のせいかな」なんて思ったんだけど
気のせいじゃなかったんだ。

そしてベンが彼のまねをよくするんだけど
本当に声が低くてそっくりだった(笑)

その後何度か彼を見かけたけど、
これ、本当に不思議でね、
トムペニーの周りの景色が霞んで見えるんだよ
周りの動きががとってもスローになるの
そんで彼の全体の淵、輪郭がぼや〜っと鈍く光って
まるでトムペニーだけ浮き上がって見えるんだよ

周りはパブでたくさんの人でとてもうるさいのに
トムペニーを見てると
周りの音も聞こえなくなるような感覚になるんだよ

信じられないだろうけど
とても不思議な感覚だった

誰でもオーラを持っているって
前にテレビで誰だか特殊な能力の持ち主が言ってた気がするけど
トムペニーは、特殊な能力を持っていない私にも明らかに感じれる程
ものすごいオーラを持っているんだよ

トムペニーは
スケートの神だ!

ベンが
「今までたくさんのスケーターを見てきたけど
天才だと感じたのはマークゴンザレスとトムペニーだけ。
トムは本当に天才なんだよ。彼はイギリス人の誇りだよ。」
と言っていた。

私はスケート歴はまだまだだし、知識も少ないけれど
トムペニーのすごさはその存在感で感じる事ができたよ。

トムペニーとルーングリフバーグとベンとケビン

トムペニーがベンに
「あの子はベンの彼女なの?日本人?? 」って聞いてきたから
「そうだよ、何人だと思う?」って聞きかえしたら
「日本人でしょ」ってトムペニーが答えたって。

今までロンドンでどんだけ「ニィハオ!」って言われてきたか。
やっぱりトムペニーは天才だ。

帰り際、
トムペニーがキスしてくれた両頬をさすったあと
「スケートがうまくなりますように」
といいながら両足と足首をさすった、馬鹿なわたしです。

あれは夢だったのだろうか

11 September, 2011

SUBWAYが好き。

最近毎日のようにブログを書いております。
暇なのかって言われたら暇ですが、
お金がないので遊びに出かけておりません。

さっき家の近くのパークで滑ってきました。
ここ何ヶ月もの間、ターンとプッシュしかしてなかったから
オーリーとかコーピングでどうのとかの動きが思い出せません。

毎回、スケートネタのときは同じこと言ってますね。

でね、今日 そのパークへ行く前にサブウェイに寄ったんです。
ここ何日も、チョコレートケーキだけだったから
少しくらい、おいしいもの食べてもいいかなって思って
奮発したんです。
それでも、今日のおすすめの一番安いイタリアンハムと野菜のサンド。
たったの£2.29ですよ。
それでも今の私にはごちそうです。

パークの周りは、普通の公園になっているので、
そこで食べようとベンチを探して座ろうとしたら
椅子のど真ん中にwaspがいるんですね。
ハチですね。
こわいなぁと思って、少し離れて座って食べてたら、
隣のベンチがあいたので、隣に移って
遊具で遊ぶ子供たちを見ながらサブウェイを食べてたんです。

でも常にwaspからは目を離さずにいました。
なぜならば、
私の食べているサンドのソースが
「スウィートオニオンソース」なので
ぜったい甘い匂いに寄ってくると思ったからです。

おいしいなーおいしいなーと3分の2を食べ終え、
残るはあと4、5口くらいで
waspがついにやってきた!
思いっきりサンドに寄ってきた!
刺されると痛いんだって聞いてたし、
イギリスのみんなもwaspがいると逃げるから
私もこわくてけっきょく落としてしまいました・・。

落としたサンドイッチに近寄るwasp・・
こわいけどそのまま道に置いとくわけにもいかないので、
ささっと拾ってゴミ箱へ。

仕方ない、とパークへ向かうも
久々の刺激物におなかがびっくり!!
気持ち悪くなり、現在腹痛でございます。


サブウェイからそれるけど
こっちのマックのチーズバーガーとフィレオフィッシュがおいしくありません。
バンズが甘いんです!
テーブルロールみたいな味がするから、お肉とお魚とあわせると
残念ながらおいしくありません。
ナゲットは、一回しか食べたことないけど閉店間際だったからか、とてもまずかった。
他のテキサスバーガーとかはふつうです。日本と変わらない。

KFCは安くて日本と同じ味だった!
バーガーキングはまだ食べてないです。


サブウェイで日本でも同じサービスしてるのかな?
必ずパンの種類を選んだ後に、チーズオントースト?って聞かれます。
はじめにパンに野菜以外の(お肉お魚の具)をのせて、さらにチーズを上からのせて
トーストしてくれるの。
その後に野菜をのせてくれます。

おいしいよ!!

10 September, 2011

トムペニーが育った町

コペンハーゲンから帰ってきてそのまま、
トム・ペニーが育った街、オックスフォードへベンと一緒に行きました。

ロンドンにオックスフォードサーカスという地下鉄の駅がありますが
そことは別です。

あの大学で有名なオックスフォードです。
ロンドンから北西の方へ、車で一時間半か二時間くらいです。

オックスフォード大学の一つ、クライストチャーチ校舎の入り口


紅葉を見つけました

日本で言うところの茅葺き屋根ですね
クライストチャーチ校舎

クライストチャーチで不思議の国のアリスの物語が産まれたそうです


 オックスフォードなんて、頭のいい大学があって観光地で有名で、
それ以外になにがあるのと、興味も持ってなかったのですが
トム・ペニーの育った街と聞いてから、いきなり興味を持って(笑)
来てみてびっくり!
あれまあどうしましょう

なんて美しい街なんでしょうか!!

感動しっぱなし!!
街の間を流れる河 テムズ川につながっています

大きな鳥達がいました

手こぎボートは大変そうだったので足こぎボート

おだやかに水は流れ、鳥は歌い、木々のささやきとか言っちゃったりして

大学のクラブ活動 ボート部の小屋

なんかの青春映画ヒロイン争いで大学生の男子たちがボートで競争みたいなことを連想させる

遠くにお城みたいなのが見える!

お酒を飲みながらボートをこいでたら
手こぎボートの熟年夫婦に
「足こぎだなんて、怠け者だな」
と言われながら抜かされたけど、
後になって彼らに追いついたら、今度は奥さんがボートこいでいて
なかなか進まない。
「足こぎにしてよかったね」と皮肉を残して抜かす私たち(笑)
アルコール入りのジンジャービアを飲みながら
なんてのどかな午後なんだろう

観光客の方達も
オックスフォードにくる人たちだからか?
むやみに騒いだり、ゴミを道路にすてたりしない
街にきちんと敬意を払って観光しています。

もともと街がきれいだから、ポイ捨てしにくいというのもあるのかもしれませんが
私の住む街とは大違いです。

感激しました。

夕方になって、ここの地元のスケートショップへ行ったり、
ベンから昔話しやトム・ペニーの思いで話しを聞きながらスケートスポット巡りをし、
夜は観光地からもうすこし奥に行ったローカルなストリートのパブへ行きました。

一日、いろんな話しを聞いて知ったことは
オックスフォードは勉学の街でもあり
実は音楽の街でもあり
芸術の街でもある

頭の良くない私にもとても親しみのわく街だったのです!

ここでひとつ
トム・ペニー話し

昔、みんなでビデオを見ていたときに、
 メローな感じでトム・ペニーが

トム
「なんだ、こいつ子供なのにうまいな」
ベン
「トム、君の子供の頃のビデオだよ」
トム
「wtf!?本当!?」

ということがあったとか (笑)

昔は小さなミニランが一つしかなくて
ストリートもこれといって目立ったものもなく
どうしてトム・ペニーがあんなにすごいのか、

ベンが一言「彼は天才だからね」
だそうです。


※アレックス・モールもオックスフォード出身なんだって。

いつかはわかりませんが、この街にもスケートパークができるそうです。
楽しみだなあ。

09 September, 2011

クリスティアニアの話し

再来週、またコペンハーゲンに行ってきます!
うれしすぎるー!しかもeazyjetじゃないー!!!!
こういうところに幸せを感じられるのが庶民育ちのいいところ♥

easyjetとは航空会社のことなのですが、
とても格安で航空チケットを提供してくれています。
そのかわり自由席で、安いため混み合います。
サービスも、長距離バスみたい、ただ乗るだけ。
でもお茶とかコーヒーのサービスがあります!
張り切って頼んだら有料だった・・しかも紅茶一杯£3!!空の上では倍の値段。
それでもまだましで、ryan airという航空会社はもっとひどいと聞きました。
離陸前の添乗員さんによる救助ベストとか酸素補助のマスクの説明のときに、
添乗員さんはおしゃべりしながらとか笑いながらとか
そっぽ向いてたりとかしてるらしいです。
 
友達の話しでは.....
easyjetを以前利用した時、チェックインカウンターで
「え!?日本人?ちょっとまって!!」と
なにやらあわててカウンターの人がどこかへ電話。
「japaneseがうんたらかんたら」
「え?いいの?」
と、なにやらもめている様子。
電話の後、問題なくチェックインできたけど、2回くらい同じ目にあったんだそうです(今年と昨年の話し)。
どうしてカウンターの人が慌てたのかは理由が定かではありませんが
そもそもこの会社はユーロ圏の人たち向けと考えて作られたらしく、
アジア人の利用が珍しいため、このようなことが起きたんじゃないかと
友達は言っていました。
でもここ最近は、アジア人関係なく多国籍の方が利用しているので
それが理由な気はしませんが、なぜでしょうね。

さてさて本題に入りましょう。
コペンハーゲンに行ったときにヒッピーたちの住むクリスティアニア村へ行きました。

そこはコペンハーゲンの中にありますが、デンマークから独立している村です。
グーグルで検索すると、いろいろな方のクリスティアニア村の説明を読むことができます。

イタリアの友達にクリスティアニアの話しをしたら
「イタリアの中にあるバチカン市国みたいなもの?」
と聞かれたのですが、バチカン市国は国として認められた気がしたので
(興味のある方はウィキ!
違うよ、と答えたけど、多分全然違うと思います。
バチカンはとても神聖な場所ですね。

いろんな方の記事を読むと(こちらの方のブログが面白いです→世界を見ずに〜

●デンマークの首都の中に存在する無政府主義の国家
●約40年も続くヒッピーの村

(以下こちらの方のBen Jonesさんって方の記事)
1960年代の話し
コペンハーゲンにあった基地から軍隊が移動することになった。
その次の日に何百人かのヒッピーなどが入ってきて、その地を占拠した。
そこで「自由な社会を作りたい」といったら、政府の方が「面白そうだな。まあ、いいだろう」という感じで
実験としてとりあえず3年間の許可を下した。

この後、政府からは出て行けと言われたようですが、せっかく作ったこの村をなくしてはもったいないので、クリスティアニアの人たちは政府と戦ったそうです。
リンクを貼ったBen Jonesさんの記事が面白いので読んでみてね。

というわけで、独立している村なので、村には法律がありません。
 しかし、ルールがあります。

●暴力や武器無し
●自動車無し
●ヘロインやコカインのハード・ドラッグ無し(ただマリファナは中毒性がなくて、体に悪くないという理由で許されている)。
●写真撮影禁止
そのほかにルールらしきものといえば、電気や水道を利用している人はそれをきちんと払うこと。
後は完全に自由である。

聞いた話しによると
住民権のようなものも特になく、住民に「住みたい」と話しをして敷地内に自分の家を造れば住めるらしいのですが、今現在は住民が増えて、これ以上住民を増やさないようにしているとか。
病院も学校も村の中にあって、もちろん子供も住んでいます。

村の中への車の進入は禁止のため、
移動手段として、この村で発明されたのがクリスティアニアバイク!!!!!

これです、これ!!
今私が欲しくてたまらないもの!!

前輪に挟まれているこの箱は意外に大きい!
ここに大きな荷物を載せて運んでいる人をたくさん見ました。

ものだけじゃなくて犬だったり、人だったり。
はるかに自転車よりも大きいものを載せいていたりして笑っちゃいました。

子供も余裕で3人載ります。

大人も余裕です。

デンマークはバイキングの国!
イギリス在住のマダムも買いました
コペンハーゲンは自転車専用道路があるので
このバイクに赤ちゃんを載せて、お母さんがゆっくりこぎながら赤ちゃんとお話ししているところをみて感激しました。
乳母車のチャリバージョン!!

私も子供が産まれたら、このチャリに載せて学校の送り迎えをしたいです。
本気です。

日本の母に、これがあったらおじいちゃんを載せてあげられるよ、と言ったら
「有名人になっちゃうねえ」と一言。
確かに(笑)

そんな村の中にもインドアのボウルと外にもちいさなセクションがあります。
ALISというパークビルダーが作ったそうです。
もちろん無料!!

スケーターでよかった、と毎回思うのは
旅に行ったときに、観光客の方は知ることのできないことを体験できるし
友達もできること!!

クリスティアニアの村に入ることは無料だし
誰でも入れます。
確かにウィード売ってるしみんな吸ってるけど
そこまで危険な感じはしません。
むしろおかげさまでメローな感じ(笑)
ただし、派手な行動は慎んだ方がいいでしょう。
写真取りまくったり、大騒ぎしたりしたら何されるかわかりませんよ。
特に女の子は人気のないほうへ一人で行かないほうがいいと思います。
(市内にある日本食料品店で働いていた人が「あぶない」と言ってました)
明るい日中に行った方がいいのかもね。

私たちは旅の疲れもあり、
村の丘の上(といってもお店の屋根の上の芝生)で昼寝してました。
そのあと、村の入り口近くにあるインドアボウルに滑りにいきました。

前回の記事に写真のリンクと動画を貼ったので見てみてください。

一緒に行ったたえちゃんから写真が届いたので、貼ります。
(私ばっかりですみませんが、見てね)
クリスティアニアにあるインドアボウル 外にもちいさなセクションがあります



これは歩道プッシュ

天気がよくてよかった

デザインセンターにて



おおきなネギ!と興奮して写真撮ってもらった






衛兵さんの小屋

松嶋菜々子がいた!!たえちゃんです

コペンハーゲンにできた新しいパークのプール

ドロップインはスピカのほうがクイックです

ルームメイトのペトラとたえちゃんと私

ペトラがマジカル!!
たえちゃんにドン・ナグイエンに似てると言われました

本当に楽しかった。
再来週のコペンハーゲンでは
前回貼った動画のしょっぱなに出てきた白いセクションとバスケのコートがあった
あのパークに行く予定。
といっても、友達と彼の仕事にくっついていくので
VOLCOMの大会の見学(大会の間に滑れるかも)がメインになるかと思われます。

ああ、楽しみ。
デンマークは物価が高いと言われているけど
別にホテルにもレストランにも興味がないので
安いホステルに泊まればいいし、スーパーで地元の人にまぎれて安いビールを買って
安いケバブとピザ(といってもおいしい)で十分!

3泊4日で、チケットと宿で一人£190くらい
現地で使ったのが交通費含めて £100も使ってないと思うので安いですね!
また来年春か夏に行けたらいいなあ
たえちゃん、また一緒にいこうね!!

07 September, 2011

イギリスに来て半年が経ちました。

今年の3月5日の早朝に日本を発って、
飛行機で12時間。
イギリスは約9時間(3月はまだサマータイムではないので9時間)時差があるため、
イギリスのヒースロー空港についたのが3月5日の一時過ぎだったでしょうか?

二年間のワーキングホリデービザを取り、片道切符分の貯金しかなかったため
「2年間は帰らない。というかお金がなくて帰れない」という
あえて追い込む位の方が必死になるかと思い
二年分の荷物をぎゅうぎゅうにつめて来ました。

実は3年前に一ヶ月間滞在したこともあり、そんなにパニックになることはないと思ったものの
荷物が重すぎて不安。
しかも前回の行動範囲は南西エリア。
とりあえずで取った宿は東エリア!!地理感覚ないー!!

でもね、とってもやさしい友達、イギリス人のスタイリーが迎えにきてくれて
宿のあるオールドストリートまで車で連れて行ってくれました。

宿に着くなり、とりあえず荷物を置いてそのままスタイリーとスケートへ向かうことに。
昼寝をする暇もなかったので、おかげさまで時差ぼけなく、この夜ぐっすり眠れたのです。

それから慌てるように仕事探しと部屋探し。
こっちに来て次の日からは一日中ベッドでネットサーフィン。
なんたって男女混合6人部屋だったので、ベッドの上しか居場所がない!

観光目的で来た訳ではなく
日本にあまり入ってこないヨーロッパのスケートシーンを知りたかったのと
英語が話せるようになりたかったのと
異国で生活してみたかったという理由で来たので
(ほかにもあるけどね!)
とくに「あそこへ行きたい!」ということもなく、
とにかくお金のことが心配で
一日も早く職探しと、部屋を探して落ちつきたかったわけです。

なかなかどちらも決まらず、11日。
毎朝twitterを読みながら目を覚ましていたのですが
みんなのつぶやきがなんだかおかしい。

みんな大丈夫?
地震やばくない?
電車が止まってるみたい
と関東の友達はつぶやき

仙台の家族と連絡とれない
と誰かのリツイートは言う

とにかくつぶやきの更新が早く
日本に大きな地震が起きたのだとわかり、寝ぼけていた頭がいきなり岩でなぐられたように覚めたんです。

私の家族は大丈夫なのかな
友達はみんな無事なのかな

不安で不安でたまらなくて
同部屋の子たちも徐々に起きだしたので
「ねえねえ、日本で大きな地震があったみたいよ!!」って伝えたら
みんな意外と冷静

私はおかげさまで母親も叔母もツイッターをはじめてくれていたので
ツイッターを通して無事を確認

「とりあえずみんな無事だよー」と連絡が取れたので、ほっと一安心。
ツイッターをやっていない友達にはメールを送りました。

その日は朝から部屋で知り合った人とバッキンガム宮殿の衛兵交代を見に行く約束をしていたため、
そのまま出かけました。

夕方になって宿のあるオールドストリート駅へ着くと
夕刊が配られていました。
と思ったら、夕刊ではなく号外で、
何気なく開いたら「SENDAI」「JAPAN」の文字とともに
目を疑うような光景の写真が一面に何枚も載っていたのです。

一瞬頭の中が固まって
何が起こったのか把握できませんでした。

そのとき友達も一緒に宿へ向かうところだったので
混乱しながらもなんとか宿にたどり着きましたが
駅から宿までの5分程度、何も考えられなくて
宿に着くなり不安は倍増。
私が見た朝のツイッターの時点では、まだ地震が起きたばかりで、みんなは東北で起きた津波のことは知らず
当時のツイッター仲間は東京で働く人ばかりだったので
「電車が止まってる」「とりあえずだいじょうぶだよ」
というつぶやきしか目にしませんでした。

急に膨らむ不安から
急いでパソコンを開いて家族にskypeかけてもつながらない
ツイッターで声をかけても返事がない

そして朝見たツイッターは
夕方になってどんどん深刻な内容に変わっていました
どうしようどうしよう
不安ばかりが募り、とにかく日本はどうなってしまったのか
日本の誰でもいいから教えてほしい!とつぶやいたら
フォロワーの方が親切に「今、skypeつながりますよ!」と声をかけてくれて
チャットで話しを聞きました。
とりあえずその方は無事であり、関東もものすごい被害があったわけではなさそうだとわかり、
ほっとしました。
続けてスタイリーからも電話がかかってきて
「オイ〜!アユミ、ダイジョウブ?」と一言。
ぐっとこらえていた不安が涙になり、止まらなくなってしまいました。
スタイリーの奥さんも当時日本にいたため心配だったようですが
連絡が取れて無事だった!と言ってました。

それから今度は家族とskypeがつながって
「大丈夫よ〜!」と一言!!体から力が抜けました。

私の母の話しによると
地震発生時、外を歩いていたらしく
歩いていた道路の先はフェンスのついている崖になっていて、崖の下は田んぼ。
普段は見晴らしのいい場所ですが
母は地震の揺れに立っていられず道路に四つん這いになり、ふと崖の下の田んぼに目がいくと
なんと、田んぼの土が海のように波打っていたそうです。
その光景に「これはもう終わりだな」とまで思ったくらい、怖かったそうです。
私はもう、本当に無事でいてくれてよかった、ってその言葉しか出てきませんでした。

家にいた祖父も兄も父も無事で
一緒に暮らしていた叔母も無事に都内の職場から家に帰ってきたと聞き
とりあえずは安心したのですが
なんでこんなときに私はイギリスにいるんだろう、
自分が日本にいたとしても何も変わらないけど、少しでも家族の役に立てたかもしれない
って、かなしくてやりきれなくて、なんなんだろう?って
なんだか自分がお気楽にイギリスで生活しているような気になって、自分に腹が立ちました。

そうしたら、日本の友達がフェイスブックで
「自分を責めることないよ!あゆちゃんが元気でいることで日本のみんなに元気を与えてるよ!」
と、コメントをくれて
イギリスの友達も
「気を強く持って!」と励ましてくれました。

何よりも日本のみんなが一番大変なのに
イギリスにいる私が弱気になってどうするんだと!そういうことですよね。

それからは日が経つにつれてどんどん状況の深刻さと
被害の大きさがわかってきて
さらには原発の爆発。

4月になっても
余震はまだまだ続いている
計画停電で、祖父の介護をしている母は「電気がつかないと本当に困る」と
気がどんどん滅入っていくのがskypeで話しててわかって、私が日本にいたらなあって本当に思いました。

私の実家は大きな集合住宅エリアなので
計画停電の実施がしやすいらしく
とにかく頻繁に停電が行われ
かと思えば、一軒家エリアに住む叔母の方は、計画停電の時間になっても停電にならない。
毎回、停電にならない。
一軒家エリアは停電させるのに複雑だそうで
団地とかマンションの集合住宅エリアの方が簡単なんだそうです。

考えてみたら、そうですね。

それから月日は経ち、
先日、ふと、こっちに来て半年か、と思うと同時に
あの大震災から半年になるのか、と記憶がよみがえったのです。

日本での報道と海外の報道のされ方が少し異なっていたようで
というより、日本の報道はいろいろなことを隠し、何が正しいのかもわからない
海外の報道では原発の爆発と津波の映像を連日放送。
原発の爆発は近所のレストランでランチを食べてるときに見てびっくりしました。
おそらく日本では報道されていない映像も海外には発信されていたと思います。

地震発生からしばらくは
いろんなところで「日本人か?家族は無事か?」と
知らない人からたくさん声をかけてもらいました。

スタイリーの友達はウエールズというイギリスの西の端っこの方からロンドンの日本大使館まで
日本への義援金を募るために、自転車で走りました。

私の働くお店でも義援金箱を設置し、£600程を日本赤十字に寄付することができました。

日々、震災の報道は減っていきますが
私は自分がイギリスに来て何ヶ月か、と数えるたびにこの震災のことを思い出すのでしょう。

東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の景勝地、「高田松原」の松の木が、震災で犠牲となった人たちの供養のため、千葉県成田市の成田山新勝寺にて、今月行われる「おたき上げ」で、祈願成就のための護摩木と一緒にたかれるそうです。

以下こちらから記事を抜粋をさせてもらいます→東京新聞;被災松 成田山へ
高田松原の松をめぐっては、京都市の伝統行事「五山の送り火」の「大文字」で燃やされるはずだったが、市民から「放射線汚染が心配」などの声が上がって中止。その後、京都府や市に抗議が殺到したため、一転受け入れを表明したが、新たに取り寄せた松の薪(まき)の表面から放射性セシウムが検出されたため、再び使用を断念した。

 以前から交流があった陸前高田市の金剛寺が松の木を送る。新勝寺は、表面の皮をはいだ松を受け入れる予定で、放射性物質の心配はないとしている。

 金剛寺の小林信雄住職は「京都の問題もあっただけに、本当にありがたい。地元の人たちの心の癒やしになると思う」。新勝寺企画課の小林博之さんは「震災で亡くなった人の供養を一番に考え、受け入れることにした。被災した人の癒やしにもなればうれしい」と話した。


起きてしまったことはしょうがない
これからどうするか
たらい回しにしても解決しない
管元総理退任後のインタビュー記事を読んでびっくりしました。
次の総理はどなたでしょうか。
まさか原発推進派ではないですよね?

震災で亡くなられた多くの大切な命にご冥福をお祈りするとともに
被災者の方達の深い深い傷が少しでも癒されますように
そして、また被災地がまたいつか、昔のように平穏な日々をおくれるように、一日でも早く復興しますように。

それから、唯一の核被爆国として、世界のお手本になるような完全脱原発国となりますように。

05 September, 2011

フィンランドの大会の話し。

8月の最後の方に、フィンランドで大きな大会がありました。
彼が大会のMCで呼ばれたので、土産話しで聞いた話しなのですが
とにかくやばい!!
フィンランドのヘルシンキで町中お祭り騒ぎの一つのイベントとして
スケートの大会が毎年行われてるらしいのです。
大会のスポンサーにノキアがいるため、豪華!!
なんと出場選手は旅費タダ宿泊費タダなんだって!

もちろん出場するメンツがやばい!
アメリカからも有名な人たちが何人も来て
大会前なんかはみんなで町の小さなストリートスポットに集まってスケートセッションを楽しんでたみたいだけど、
そのちいさな場所に20数人しかも全員有名なスケーター!!
スケーターキッズがその場に遭遇したら鼻血ですね。

ルイバレッタとレストランに行ったときに
ウエイトレスの女の子がスケーターだったらしく
「え!ちょっと!ルイバレッタじゃない!!まじっすかー!!」って大興奮してたって(笑)

その大会に女の子の大会もあったらしいのですが
もちろん彼女たちもチケットと宿泊はタダです。
しかも女の子の場合、出場者全員に約£200の賞金が!!
出場者の一人の女の子は足を痛めてしまって、ドロップインしかできなかったけど
もちろん賞金が払われます。
「私、貰えないよ〜」って言ってたらしいですがそれでも貰えます(笑)
アメリカからの女の子はいなかったみたいだけど
ヨーロッパの女の子たちも負けずにヤバいです!
何日か前に何人か女の子の動画だけ貼ったのですが
彼女たちが出場者です。

「あゆみも来年出なよ!タダだし楽しいよ!」って笑顔で言われたけど
「日本からの出場者は誰もいなかったなあ〜」ってハッパかけられたけど
賞金はもらえないよね、ほんとに(笑)

大会の後のパーティもこれまたやばくて
とにかく最高に楽しかったみたいです。

最後の夜のパーティで
みんなで飲んでたパブでチャブの女の子が一人の男の子スケーターに言いがかりをつけて
きたんだって。
それを見たノルウェーの女の子スケーターが
間に入ったらチャブの女の子が彼女にビンタをくらわせ
キレたノルウェーの子はチャブをぶん殴ったらチャブが倒れちゃったんだって!!

そのノルウェーの子は私より小さいって言ってたから
ミニモニ。サイズだと思われるんだけど
プールやボウルはごりごりで
昔はストリートもがんがんだったとか。
ノルウェーの人たちはスコットランドの人たちに感覚がにてるらしく
スコットランドの人が大好きなんだって。
そにかくstu grahamが大好きなんだとか!!

彼女が小さくても強い理由に納得。

毎度sidewalkのホームページに張り付いている動画にお世話になってますが
今回もお世話になります。
そのフィンランドの大会の様子です。
はじめの方に出てくる室内のパークは
核シェルターを利用して作られたパークです!
私ものすごく昔にこのパークの記事を読んだことがあったのですが
フィンランドにあるとは知りませんでした。
ここにたどり着くのに何百段もの階段を降りるんだって。
来年行けるとしたら、もっと英語話せた方が楽しいよね!(って、そっちかい)

おもしろかったのが
宿に帰るのに足がなくて困ってたら
道を歩いてた人が、道に止めてあったチャリを彼に渡して
「これに乗って行きなさい」と言ってきたんだって。
なんでもあまりに安全すぎてチャリの窃盗はなく
みんな道に停めてあるチャリをシェアしてるんだとか。
乗り終わったらまた道に停めておく、そしてまた違う人が乗っていく
という流れなんだって。
行ってみたいフィンランド!

the helsinki hook up!!

HELSINKI HOOKUP 2011 from King Mole on Vimeo.


コペンハーゲンの話し。 

コペンハーゲンに行ったときの写真をfacebookのアルバムから見れます。
誰でも見れるリンクになっているので、facebookをやっていない人も見れるはずです。
スウェーデンのマルメにウルトラボウルという大きな大会を見に行くのが目的でたてた旅行計画
マルメはスウェーデンだけど、隣のデンマークのスカラップ空港が一番近く、
空港からマルメに電車で行けるとmicちゃんに教えてもらい、飛行機と宿を取ろうとしたけど、
ネットでチケットと宿を取ろうにも全部英語!!
英語もよくわかんないけど、とにかくできるだけのことはやった!っと、チケットと宿を確保。
しかしその後、パソコンが壊れてまったく下調べせずに出発の日になり
空港について、レートもわからなければ現地のお金もないままコペンハーゲン市内にバスで向かうという
そしてコペンハーゲン楽しすぎて3日間コペンハーゲンで過ごしたという..
こんなに無鉄砲な旅ははじめてでしたが、こんなに自由に気ままに過ごせたのは
一緒に行った友達のたえちゃんのおかげです。
すばらしい思い出の旅行になりました。


写真それぞれに旅の思い出のコメントを書いています。
アルバムを見た後に、この動画を見たらパークの感じとか想像しやすいと思います。
コペンハーゲンとクリスティアニアのボウルも出てきます。


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孫の話し

もう昨日から私の部屋のドアの真ん前に、孫のエミネ大きなラジカセを置いて大音量。
トゥナイトトゥナイト♫と一緒に歌ってる。
イントロばかり繰り返して聞いてる。こっちがおかしくなるのが先か、彼女が歌詞をキチンと歌えるようになるのが先が。

一昨日の朝は、大泣きして大騒ぎ
ギャーギャーわめいてた

夜中に毎晩大泣きしてトイレに行ってる

学校通ってるみたいだけど、いくつなんだろう?


今は、ラジカセで音楽かけたまんま、本人どっかいっちゃった
止めてもいいですか?

shimashima times