27 December, 2012

あなたが好きなコーヒーショップは?

少し前のこと、英国のスターバックスが脱税していると英国税務省に告発されたました。
違法行為をしていたわけではないのですが、法の目かいくぐって、納税額をかなり低く抑えていたらしいのです。

(先に言っておきますが、
 なにもスターバックスを批判して書いているわけではありません。
 ただ英国で起こったニュースを書いているだけです。)

なにがあったのかというと、
アイルランドは、会社に課せる納税の額がとても低いので、
英国スターバックスはヘッドオフィスをアイルランドに置き、
英国内全土で儲けたお金は、アイルランドの法にのっとった納税額を納めるというわけです。
一応違法ではないのですが、稼ぎのほとんどはイングランドで稼いだものです。

小さな会社がやるならまだしも、スターバックスはとても大きな会社。
ちょっとこれは大人げないんじゃない!?と、イングランドの税務省が黙っていられなくなったというわけです。
イングランド側としても、とれる税金は回収したいですよね。
というわけで、80,000,000ポンドを支払うことになったそうです。
しかし、来年からの納税はどうなるの?

というわけで、こんなcheeky bastardにはもう金を払うのもばかばかしいと、
それ以降、スターバックス様にはお世話になっておりません。


一消費者に何ができるか?
一消費者にできることは、選択です。
そのお店にお金を費やしたいか、私達の支払ったお金、稼いだお金はどこへつながるのか。
その会社は商品をどのように仕入れをしているのか。
真実を知る事は難しいですが、
もしなにかの機会に真実を知って、疑問を感じる、
もしくはそれに賛同できないのならば、
購買するかしないかの選択することができます。
ちいさな行動ではありますが、
自分の意思を行動に移す事はとても意義のある事だと思います。
その反対に、その会社の行動に賛成できるのならば、その商品を買う事によって
一人のサポーターとして行動に参加する事ができます。
例えば、セカンドハンドショップでモノを買えば、売り上げはボランティア団体へと行くのと同時に、まだ使えるものを捨てずに済むわけです。

こうした動きが、ヨーロッパの人々は日本人よりも強い気がします。
ヨーロッパにベジタリアンやビーガン(完全菜食主義者)が多いのも、
エコに対する意識が強いのも、
「私一人が行動したところで、何も変わらない」と思うのではなく
自分がどうありたいか、どうしたいか?を行動に移していく意識の違いだと思います。
それは全て、自分の人生の生き方につながるからです。

スーパーができる前、親と通った小売り市場、
今ではすっかり寂れてしまい、いつかはなくなってしまうかもしれない。
だけど、どうせ野菜を買うなら、
大型スーパーではなくてその小売店で買うことで、小売り市場のサポーターになる。

どうせ買うなら、とちょっと考えてみませんか?

簡単に例えるならば
SUPPORT YOUR LOCALと、よくスケートショップで見かけます。
あなたがいつも買うスケートショップは?好きなスケートブランドは?
あなたがスケートデッキに支払ったお金は、どのようにスケーターへ還元されていくのでしょう?
全て、それと同じことです。

一人一人が行動に移すことによって、周りの人間を感化する。
それに賛同しない人もたくさんいるけれど、
賛同する人もたくさんいる。
「誰かがやれば、私もやる」なんて、皮肉ですが日本人の得意技です。
それをうまいこと生かせないでしょうか?
来年は、なにか小さいことから行動に移してみてはいかがですか?

2 comments:

  1. すごく良い話だし、すごく読みやすい文章だね

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  2. 読んでくれてどうもありがとう!ございます!
    日本でノロが流行っていると聞きました、
    体調に気を付けてどうぞよいお年を!

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